バンコクでのきまりごと
航空券は割高でしたが、PCで現地を眺めているだけの浦島太郎状態を脱出したい、という気持ちがまさりました。結果的に行って正解でした。バンコクに行ったら、私が以前辿った地区を見て回りたい、犬のパトロールのように歩きたい、という気持ちでした。
まずは雨が多かったです。通常そろそろ雨季が終わりにかかってくる頃、というイメージでしたが、雨季が長引いていて、簡易カッパを買ってそれが重宝しました。あれはくしゃくしゃにたたんで、セブンの袋に小さく入れることができます。
次に、最近の円安により、為替レートが1万円が2500Bにしかならない、1バーツ4円の換算になってしまいました。一方、バンコク自体の物価上昇が激しく、麺なども倍になっていて、40B以上、50、60Bは当たり前のとこばかりで、みるみるお金が減っていき、浦島太郎の身にはとても堪えました。安い屋台を探すのがポイントでおいそれと店に入れなくなりました。なんだ、これでは日本と一緒かもしれません。
そして宿をどこにするかですが、中心部の方やBTS駅付近の方が便利です。しかし数年ぶりのため、旅行者としてはカオサンに宿を取り、そこから徒歩かバスを使って市内を歩く、という昔の方法を使うべき、と思いました。
カオサンは通りはうるさい、しかし復興は半分ほどで、ヨーロッパ人は来ていますが、中国人はいなくて、日本人も少ないです。宿は予約不要でガラガラでした。客引きのひつこさは仕事が無いことを教えてくれます。なくなったゲストハウスや食堂も多かったです。
しかし、生き残っている昔からの店を見つけたり、タムフアセンデパートなどのバンランプー地区の柔らかい雰囲気は懐かしいな、と思いました。タムフアセンデパートには1Fにカノムチン屋があり、35Bで割安感がありました。また、屋台なども探せば意外とあり、しかもコロナ前より安くなっていました。
これは観光客自体が大幅減少したこと。しかも現在は中国人、リゾート志向の欧米人や日本人という浪費するタイプの人々が減りました。現在来ているのはタイ人か従来の旅行者なので、彼ら向けに価格を設定しなければいけなくなったため、と分析しました。でもそれは適正価格なので良いことです。それに若い人が自分たちのアイデアで、新しい安めの店を出し始めていました。それも良いことと思いました。何かあっても良い方に向かうのは、発展する国だからでしょう。日本など凋落しつつある国の場合、いつも影響が悪い方に出るものです。
さて、私にはいくつかあるテーマの一つは、カオサンからバフラットのインド人寺に歩いて行き、毎朝、朝食の施しを受ける、という目標がありました。そのため、かなり長い距離ですが、私はタイにお世話になる先輩日本人旅行者の教えを引き継ぐ気持ちで実践しました。
こうやって街の様子を見ながら歩いていくうちに、タイの時間が身について行きます。そしてお寺は変わらずあり、有難く私にも施しを授けてくれました。ここのカレーは絶品で、給食のように毎日メニューが変わるので飽きない。チャイも旨いです。これで少し節約でき、ついでに野菜も摂れるというものです。そうして、その後私は中華街に向けて歩いて行きます。それ以降は次回に記載する予定です。
画像はカレーの画像とお寺内の様子です。
参考までにコンビニでの安いお弁当の画像です。